コラム 岩佐堅志の雅楽家ブログ

雅楽ブログ開始します。

雅楽演奏家・講師の岩佐堅志

はじめまして。

私は日本の伝統芸能である雅楽(ががく)の演奏家・講師の岩佐と申します。

私が、奈良県天理市出身で、さらに天理市内の学園を卒業という御縁もあり、この度、当コラムを書かせていただくことになりました。

これから、定期的に雅楽に関する事柄を色々と書き綴っていきたいと思います。

雅楽のイメージ

まず、皆さんの雅楽に対するイメージはどんなものがあるでしょうか?

だいたいは結婚式で耳にしたり、初詣の時に…といった感じだと思います。実際、雅楽は宗教と深く関わっていて、それも神社のイメージが強いと思います。

しかしながら、雅楽は実は仏教音楽なのです。仏教が伝来した時期、同じように音楽や舞などが伝来しました。これが雅楽の源流の一つとされています。

そもそも、この「雅楽」という言葉はとても新しい言葉なのです。明治時代、鎖国状態であったわが国は文明開化を急ぎ、西洋のものを多く取り入れましたが、もちろんここに音楽も含まれます。

それまでは「楽」の一文字で表されていました。

源氏物語には「楽の音いとをかし」といった感じで取り上げられていますね。

西洋楽に対し、新しい呼称が必要になって「雅楽」という言葉が生まれました。

「雅正の楽」という意味です。雅正とは正しい状態にある、という意味です。

ちなみに雅楽には対義語があって「俗楽」。

雅楽以外の音楽は全て俗楽、と呼ぶわけです。

まあ、そんな呼称は浸透しませんでしたが…。

天理は宗教都市でありまして、ある意味雅楽が日本一盛んな町なのかもしれません。

私自身、この天理の地で雅楽を学びプロになった訳ですから、私の素地を創った町とも言えます。

今後は何らかの形で恩返しが出来れば、と考えています。

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岩佐堅志

奈良県天理市出身。 12歳より雅楽を始め、15歳より演奏・演舞を中心としたプロ活動を開始する。
専攻は横笛(龍笛・高麗笛・神楽笛)・左舞・琵琶。横笛・琵琶を上明彦氏、左舞を池邊五郎氏に師事。
◇雅楽演奏ユニット「博雅会はくがかい」を結成し自ら代表に就任。
以来、博雅会としても全国各地で演奏活動を展開している。
◇個人的な演奏活動としては、雅楽の世界には珍しいマルチプレーヤーとして活躍している。
◇雅楽管楽器の演奏においては鳳笙・篳篥をも含む全てに通じ、雅楽の舞のレパートリーは約20曲を数え、雅楽における絃楽器・打楽器や古代歌謡にも明るい。
雅楽曲の作編曲なども手がけ、舞に関しては、全ての演目において「舞譜」を作成する。
◇雅楽講師としてもECCアーティストカレッジ雅楽コース講師(~2006)、NHK文化センター雅楽講座講師(神戸)、京王友の会雅楽講座講師(東京)、富山県小矢部市無形文化財・高知山内神社、他多数で講師を勤めるなど、全国各地に門下生を持つ。
◇「異変プロジェクト」と称し、地域の雅楽演奏活動を盛り上げる活動を行っており、現在東京・尾張一宮・神戸などで活動中。

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