No.12

READING

万巻の書を読み、ホンドーリをゆく。

「home」青空亭

 良書、というものはどういうものなのか考えていました。一度しか読んでいないけれどずっとずっと頭の片隅にあってふとしたことで脳いっぱいによみがえる本。何度もの引っ越しについてくる長年の本棚の住人(住本?)。例えば、太宰治の「人間失格」のようにそんなことをそこまで書けるんだなぁという強く暗い本。はたまた小川糸の「ツバキ文具店」のように10ページ読んだらこれ最後まで読んだら絶対ほんわかほのぼのできる系やんと感じさせてくれる本。物心つく頃から繰り返し読んでいて、表紙を見ただけで安心できる絵本、というのもいいものです。

 今回の一冊は、小学生の頃の春の日曜日の朝のような気分になれる本です。青空亭さんの「home」。本好きのアラフォーアラサー関西人なら一度は訪れたであろう今はなき名店、ガケ書房さんで学生時代に買った本、、今も買えるのかなぁ。わかりませんが、長年わたしの本棚上から二段目(※目につきやすく手に取りやすい)に鎮座しています。
青空亭さんというのは髪のとても長い(あとがきによると112cm)旦那様と、絵心のある奥様(NHKのシャキーンという番組のジュモクさんたちの絵など描いておられる)からなるユニットで、その旦那様が寝ていらっしゃる間に奥様が旦那様の髪の毛で文字をかく「けもじ」の写真集です。ユニークすぎる?クセ強すぎる?いやいや、みんなの本棚にこれがあったらこの世界から戦争もなくなるのではないかという、loveと光、笑いの詰まった本←帯文より、です。けもじで表現されているのは、「さむい」「カレー」「ysl」あと「日の出」とか「リボン」という絵けもじもあります。「ごめんね」とか「ありがとう」をずっと眺めているとその文字に至った経緯とかを勝手に考えてしまって胸がギュッとなってしまった
りします。そして、主にキャンパスとなるふわふわそうなお布団、テレビ画面の中の孫悟空、枕元のめがね、ハチワレの猫、本ギチギチの本棚、青空模様のカーテンなどが(おそらく)朝の光に照らされて写っています。そんな数々の写真をみていると何にも心配いらないような、安心した呑気になれます。

 買って10年以上経って、思いがけずサインもらえたんです。ふと夕方お散歩をしていたらコフフンに長い髪をお団子にした男性、、チャンキーさんでした。STORY TIMEというイベントに出店されていたそうで家からダッシュで「home」をとってきました。色々とお話も聞かせていただけて益々宝物になったこの本。天理駅、イケてるくなってくれてありがとう。

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