No.11

STAGE

元理系男子の舞台と花火と脚本戦記

日常の中に溶け込む非日常

芝居を日常の中に溶け込ませたい

お芝居の大半は室内、中でも劇場でほとんど公演されてるわけですが、もっと、日常の中に溶け込ませる事は出来ないか、と多くの方々が考えているのです。
ミュージシャンやダンサー、芸人たちのように演劇を路上でやる事は難しいんじゃないの?と思う方もいるかと思いますが、
私なんかも劇場で公演をやる傍ら、そんな事を考えている一人でして、
例えば、「ダイエットの出来る演劇」と銘打って、お客様には近鉄石切駅に集合してもらって、生駒山ハイキングのお客様になって頂きます。
そのツアー客の中には役者も混じり、登山していく中で、様々なストーリーが始まっていくわけです。
勿論、登山の最中にも役者演じる山賊が潜んでいて追いかけられたり、分かれ道ではどちらに進むかの議論が勃発したり、伝説の秘宝の地図を見つけたり、それを守る部族がいたり、お客様もそのストーリーに参加しながら、みんなで力を合わせて、頂上を目指す。みたいな。
この「ダイエットの出来る演劇」は、お客様の安全面など解決せねばいけない事が多すぎて、まだ実現していないのですが。。。

そんな中、3年ほど前から、「茶屋町ベンダース」という自動販売機を使ったお客様参加型の演劇を毎日放送の協力の元、始めております。

これは、特注の自動販売機の中に役者やダンサーが入り、通りすがりのお客様がボタンを押すと、そのボタンを押したお客様を巻き込んだ何かが始まるというわけです。

例えば、「悪代官」というボタンを押すと、

自動販売機の中から、着物を着た女性が何者かに追われて出て来て、
「私、今、悪い奴に追われているのです。どうかあなた様のお力でお救いください!」
と、懇願してきます。(その時、おもちゃの刀も渡されます。)
その刀をお客様が握ると、自動販売機の中から、悪代官やその手下が出て来て、お客様に問答を仕掛けてきて、そのまま、戦いになるといった具合です。
その間、梅田茶屋町のど真ん中ですから、人だかりも出来ます。
つまり、お客様を主人公とした簡単なお芝居が行われるわけです。
このようなボタン(商品)が現段階で、だいたい3、40個くらいあるのですが、
自動販売機は移動式で梅田中を移動しながら、通りすがりの人達がボタンを押してくれるのですが、どこであろうと、自動販売機の扉が開けば、そこが舞台になるわけです。

日常に溶け込むこれからの演劇

今はチャリウッドやゆかた祭り、ぷいぷいのイベント等、茶屋町でイベントが行われている時のみですが、いずれは、いつも、その自動販売機は路上を移動していて、ボタンを押せば、扉が開き、様々な演劇が始まる。
それこそ、街中にある自動販売機のように、日常に溶け込んでいく事を目指して、進めていきたいと思っています。

お客様に劇場へ足を運んでもらう事で始まる演劇と、劇場を飛び出して私達がお客様の元に出向く事で始まる演劇。
それぞれ違った何かをお客様に魅せる事が出来る。もしかしたら、音楽やダンス、お笑いにはない、違いなのかもしれません。

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